Railwayに想いをこめて

ファインダーから始まる一期一会の物語

煙に魅せられて

お盆を過ぎてからと言うものの、少しずつではあるが朝が過ごし易くなってきた。

今までが暑過ぎた感じだったので外回りの仕事をしている者にとっては少し身体の負担が軽くなってきたので助かっている。

これからは秋雨があるから気温も少しずつ下がっていくだろう。

とは言えまだまだ暑い日々は続くから体調管理に気をつけて行かねばなりません。

 

本題へと参りましょう!

 

先週の夏休みを頂き、2年ぶりにばんえつ物語の撮影に行って参りました。

大型台風が通過した直後だけあってお天気が心配でしたが晴れの天気に恵まれてまさに撮影日和でした。

 

一般的なSLのイメージって何だろうとって考えたら、ずっと煙を吐きながら走っているイメージだと思うけど実際に煙を出すのは発車時や坂を上る時くらいでそれ以外の場所では煙は出しません。

過去にばんえつ物語は何度か撮影しており煙を出すポイントは頭の中に入っているのでプランを組み立てるのはあまり難しく考えなかった。

とは言え新津〜会津若松を走る長距離列車なのでSLの追いかけながら撮っているうえにSLの通過時刻と車の走っている時間を計算しながらなので常ににらめっこしながら撮影することになります。

 

まずはプロローグから参りましょう!

朝一の新幹線で新潟へと向かいます。

東京を出発した時は少し雲はあるものの晴れていましたが新潟の天気は午前中が曇りの予報。

新幹線は順調に進んで上毛高原を通過した時は晴れのままでしたが、月夜野・大清水トンネルを通り越後湯沢に着いた時は空が雲に覆われてしまいました。

燕三条を過ぎると小雨が降って撮影に向けて少し不安になって行く。

定刻に新潟に到着してレンタカー屋さんで車を借りて最初の撮影ポイントである東新津の先にある能代川橋梁(のうだいがわ)の近くの踏切に向かいます。

最初は五泉駅の近くにある早出川橋梁も考えたがあまりに定番過ぎるのでパスして敢えて場所を変更した次第です。

撮影ポイントに無事に到着したものの気まぐれな天気で晴れたと思ったら急に雨が降ったりとカメラの露出の調整が難しい。

SLが通過するときには雲は多めなものの晴れてきた。

汽笛を鳴らして来るが煙が出たのがわかるドラフト音は聞こえて来なかった。

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2019.8.17 磐越西線 東新津ー新関(新潟県新潟市秋葉区

案の定薄煙でありました(笑)

薄煙を想定して構図を変えています。

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C57の迫力を出そうとモノクロで切り取った一枚ですがカッコ良いと思いますしまずまずの一枚だったのではないでしょうか。

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こちらはカラーでアップしています。

もっと無駄な物を無くしてナンバープレートとばんえつ物語の20周年ヘッドマークを強調しています。

何気に迫力げあってカッコ良いですね(笑)

煙が出ない時にどの様に切り取って行くかがSL撮影の課題ですが、視点を変えて撮ると面白い絵が撮れるのだと思います。

ロマンスカーの撮影とは勝手が違いますしSLの撮影は煙が出る事を前提に構図を考えるのでこの辺が難しいところです。

 

東新津での撮影を終えてすぐに機材を片付けて次の撮影ポイントに向かいます。

Googleマップや時刻表とにらめっこしながら鹿瀬(かのせ)の先にある鉄橋に場所を移します。

鹿瀬の一つ手前の津川駅で10数分の停車時間があり余裕を持って撮影に挑むことからこの場所を選びました。

着いた時は車が数台停まっているだけで場所や構図は選び放題でしたが、鉄橋近くのポイントでSLを待ちます。

汽笛が聞こえて煙を出す時に出るドラフト音が聞こえてアドレナリンが最高潮に達したその瞬間SLがやって来た!

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2019.8.17 磐越西線 鹿瀬日出谷新潟県東蒲原郡阿賀町)

期待通りの煙に筆者は大満足です。

それにしても見事な爆煙と表情のある雲に感動したのは言うまでもありません!

鹿瀬の鉄橋は煙が出る確率が高いとは聞きましたがこれ程までとは思いませんでした。

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こちらは後追いです。

この先にも撮影ポイントがありますが恐らく20周年ヘッドマーク狙いで撮られた方が多かったのではないかと思います。

 

と言うわけで初日の午前の部をお届けしましたが次回は午後の部をアップしますが果たして午前中と同様煙を出してくれるのでしょうか?