Railwayに想いをこめて

ファインダーから始まる一期一会の物語

なつぞら・ばんえつ物語

SLばんえつ物語2日目の朝を迎えました!

朝早い時間に起床して早速ホテルのカーテンを開けて外を見ると雲が殆ど無い快晴でもう気分が上々でSLの撮影が楽しみです。

 

2日目は五十島駅の先にある直線からスタートしようと思うが、ここは登り坂になり尚且つ煙が確実に出る人気のあるポイントなので朝食を前に場所を確保しようと思い6時30分頃にホテルを出発します。

朝早い時間だけあって交通量も少なく快調なドライブです。

国道49号を走り無事に五十島の撮影ポイントに到着してロケハンを始めるが誰か撮影者がいるかと思ったが誰一人としておらず拍子抜けしてしまった(笑)

今回は富士フイルムの35ミリの単焦点レンズで撮影しようと思いファインダーを覗くと思った以上に障害物が多くどうしようか思案した結果ローアングル気味にして線路の反対側にある小屋や電柱と電線を隠す構図を決めて場所を確保して一旦ホテルに戻って朝食を済ませます。

9時過ぎに戻ると何人かの撮影者がいたのでコミュニケーションを取りながらあらかじめポジションを調整していつでもSLが来る準備は出来ました。

普通列車2本で構図を確認します。

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2019.8.18 磐越西線十島ー三川(新潟県東蒲原郡阿賀町)

1枚目は56ミリ、2枚目は35ミリで撮りました。56ミリはどうも窮屈で本番のSLでは煙の動きがちっとも読めないのでパス。

35ミリの方がしっくり来ますし構図に余裕があるので35ミリでSLを迎えます。

踏み切りの音が聞こえてSLばんえつ物語が煙を上げながらやって来た!

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期待を裏切らない爆煙ですしローアングルからの撮影の方が何気に良いですしやっぱりカッコ良いのは間違いありません!

線路の反対側の障害物も上手く隠せたので良かったです!

もし56ミリだったらかなり窮屈だし煙がフレームから外れて失敗写真になっていたのは間違いないでしょう(笑)

 

余韻に浸る間も無く国道49号に戻り追いかけます。

初日に引き続き鹿瀬で撮るか上野尻で撮るか、もしくは鹿瀬で撮って直ぐに上野尻に行くか正直迷いました。

鹿瀬で撮って上野尻になると本当にギリギリになる可能性が高いのと国道を走っても遅い車に引っかかると追いつけない可能性が高かったので無理をしないで上野尻で撮ることを決断します。

高速で移動しても国道で移動しても時間があまり変わらないので高速代の節約も兼ねて国道で追いかけます。

通過する20分前に撮影ポイントである上野尻駅の先にある細田新田踏切に到着するが誰もおらずちょっと拍子ぬけ(笑)

踏切の線路端は草がボーボーでパスして田んぼのあるポイントを軸に構図を作ります。

まずは普通列車で試し撮りから。

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2019.8.18 磐越西線 上野尻ー野沢(福島県耶麻郡西会津町

山の上から良い感じの雲があってSLの撮影が楽しみです。

普通列車でも結構良い絵だと思いますし中々の絶景です。

SLの汽笛が聞こえ踏切の音が鳴り煙を上げながらやって来ました。

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煙が出たり出なかったりの撮影ポイントですが今回は煙が出た方に微笑みました(笑)

予想外の煙だったのと如何にも表情のある夏雲、夏らしい一枚になったのではないでしょうか。

直ぐに機材を片付けて山都にある一ノ戸橋梁のポイントに向かいます。

国道49号を通り西会津インターの交差点から県道16号をひたすら進みますが前にSLの追っかけの車が5台走っていますが遅い車がないせいかスイスイ進みます。

山都の駅前を通過して一ノ戸橋梁の上空を眺めると良い感じの入道雲があるので撮影に向けてワクワクする。

何時もは橋梁の下から撮るのが一番だと思いますが煙があまり出ないので、今回は橋梁から少し離れて田んぼのあるポイントからSLを待ちます。

35ミリの単焦点で構図を作っているうちに汽笛が聞こえてきました。

ドラフト音を立てながら一ノ戸橋梁を渡り夢中でシャッターを切った!

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2019.8.18 磐越西線 山都ー喜多方(福島県喜多方市

これぞ夏空でしょう!

気持ちの良い表情のある入道雲に田んぼに・・・

そして煙を上げて行くSLばんえつ物語!

これ以上の言葉はいりません。

あまりSLは撮っていなかったけど今までで感動物の一枚ですし夏休みの最高の思い出であるのは間違いありません。

SLが通過してからもしばらくはその余韻に浸っていました。

 

次回は2日目の午後の部ですが果たして良き夕空に出会えたのでしょうか?