秩父路を駆け抜けて
10月の終わりから11月の初めにかけて紅葉や富士山の撮影を終えて、久しぶりの首都圏エリアでの撮影です。
11月のとある土曜日は丁度休みでしたので何を撮ろうか考えますが中々思いつきません(笑)
ネットでSLの運転日を調べてたら秩父鉄道のSLパレオエクスプレスが12月で2019年の運転が終わると2020年はC58の全般検査が行われる為運休になるので、今のうちに秩父路を疾走するSLと上長瀞駅近くの荒川の橋梁に行って日没前後の写真を撮ることをワンセットにして撮影プランをつくります。
朝7時過ぎに自宅を出発して中央線・湘南新宿ラインを経由して熊谷駅に到着。熊谷駅で秩父鉄道の一日乗車券を購入して明戸駅近くの撮影ポイントに向かいます。
撮影ポイントに着くと誰もいなかったのでポジションを確保してNACK5の「大野勢太郎の楽園ラジオ」を聴きながらSLの通過を待ちます。
超広角ズームレンズでSLと動輪の迫力が伝わればと思いましたが肝心の煙がもう一つでしたが「こんなもんやろう」と自分に納得しながら(笑)次の電車に乗ってパレオエクスプレスを追いかけます。
寄居駅でパレオエクスプレスを追い抜き上長瀞駅近くの荒川の橋梁で紅葉バックのプランを考えておりましたが、連日の仕事の激務が続き疲れが取れなかったせいか車内でウトウトと寝ているうちに上長瀞を通過して寝過ごしてしまいました(^^;;
戻ろうと思っても到底間に合わないのでプランを変更して、午後に撮るポイントである影森駅近くのポイントにある跨線橋に移動して三脚をセットしてパレオエクスプレスが通過するのを待ちます。
その間の時間は貨物列車の撮影をします。
2019.11.30 秩父鉄道 影森−秩父太平洋セメント三輪鉱業所(埼玉県秩父市)
二枚目の写真は紅葉が程良く色づいていたので太陽を入れてパチリ。上長瀞の荒川の橋梁で撮りたかったなー(笑)
そうこうしているうちに影森の跨線橋のポイントには何人か集まって撮影の準備をしていますが返しのSLで煙が期待出来るポイントなので気合いが入っている感じでした。14時を過ぎて遠くから汽笛が聴こえてきて緊張します。ドラフト音を響かせながら影森名物の急坂を駆け上がります。
2019.11.30 秩父鉄道 影森−浦山口(埼玉県秩父市)
爆煙ではありませんが白い煙を上げながら駆け抜けるシーンって何時撮っても良いですね。逆光ながら程良く柔らかい光が入り左側にススキを配置して晩秋らしい雰囲気は出たのではないでしょうか。勿論大満足の一枚です!
影森駅を後にして自分にとってメインである日没前後の写真を撮ろうと上長瀞駅近くの荒川の橋梁に移動します。雲一つない快晴で絶好のマジックアワー日和の予感がしますがその模様は次回お届けします。