Railwayに想いをこめて

ファインダーから始まる一期一会の物語

一年の計はロマンスカーにあり

2020年の幕が明けました。

ここ何年かは毎年1月2日に最初の撮影はロマンスカーや新幹線と富士山を撮影して運試しをしております。

と言う訳で今年も1月2日に撮影に行ってまいりました。

朝4時30分頃に起床してカメラの準備や身支度を整えて自宅を出発します。空は星が綺麗に見えるくらいの快晴で俄然テンションが上がります。

井の頭線の電車に乗車して下北沢で小田急線に乗り変えて新松田駅に向かいます。多摩川を渡り一旦一眠りし再び本厚木に着く前に起きて空を眺めると、大山のあたりに雲があったのでちょっと不安になります。

就寝前にGPV気象予報を見ると静岡県東部で少し雲があるものの相模湾の方は雲の予報がなかったのですが、秦野を過ぎると相模湾から嫌な雲が張っており段々と不安になります。

 

新松田駅に到着して雲をチェックすると富士山は晴れているものの太陽は雲に隠れており撮影プランの変更を余儀なくされます。

酒匂川にかかる十文字橋を渡って見ると雲の表情が良い感じでしたので土手に降りて、標準ズームレンズを装着して構図を作ります。

2020年のファーストショットはロマンスカーEXEαからスタートです。

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2020.1.2 小田急線  新松田ー開成(神奈川県足柄上郡開成町

逆光ではありますが空には青空があり太陽の周りには、ほんのりとオレンジ色に染まります。太陽が雲に隠れて富士山とロマンスカーは撮れませんでしたが、表情のある雲に出会えて良かったです。

敢えて富士山を撮らず逆光で狙ったのがプラスになりました。

今年も空と鉄道写真をいっぱい撮るのは分かりました(笑)

 

この後も雲の表情と流れを見ながらポジションを少しずつ変えてロマンスカーを撮り続けます。

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朝8時過ぎから撮影を開始して1時間が経過し雲の状況が刻一刻と変わりますが、太陽が中々現れてくれません。

 

撮影開始から2時間近くになり漸く太陽が雲から抜けてロマンスカーVSEが酒匂川の鉄橋を渡ります。

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レンズの絞りをF13に絞り太陽の光条線を出す様に設定しましたが何とか決まってホットしております。ロマンスカーの存在感は小さいけど何となく不思議な一枚になりましたね。

30数回通っている酒匂川のポイントですが季節毎に太陽の位置や光線状態を把握していないと、中々ベストショットを収めるのは難しいのでは無いかと思います。

 

今度こそは富士山とロマンスカーを撮ろうと思い新松田から秦野駅に移動して5分程歩き秦野3号踏切近くのポイントに到着。先客に挨拶をして縦構図にしてロマンスカーを待ちますが、太陽が雲に隠れたり隠れなかったりと気まぐれな雲の動きに翻弄されてしまいます。

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2020.1.2 小田急線  秦野ー渋沢(神奈川県秦野市

毎年お正月の時期は干支のステッカーが貼られていますが、今年は子年と言うことで箱根湯本側は赤のステッカーが新宿側は黒のステッカーが貼られていました。

写真の話に戻りますが、一枚目は曇ってしまいましたが二枚目は晴れてくれて何とか決まりホッとしております。富士山はいつ見ても良いですね。

 

本当は日没間際まで撮影をしたかったのですが午後は用事があって2020年の初撮影を終えて帰宅しましたが、朝からドラマティックな一枚を撮る事が出来て良かったです。