Railwayに想いをこめて

ファインダーから始まる一期一会の物語

憧れの舞台

朝の撮影を終えて直ぐに移動を開始します。国道沿いのコメダ珈琲で遅めの朝食を頂き、先ずは「道の駅海山」に到着して早速プチ登山の準備をして出発します。

今回は馬越峠(まごせとおげ)からの俯瞰撮影を行うプランです。正式には馬越峠の中腹にあたりますが、この撮影地は「青春18きっぷ」の舞台となった場所で以前から憧れがありいつかは撮りたいと思ったのですが何とか実現に漕ぎ着けた感じです。

撮影した2月13日は雲が残っているものの陽射しもあって撮影をするには条件が揃っていたのではないかと思います。

「道の駅海山」を出発して1キロ程歩くと熊野古道の入り口に入りアタックを開始します。初っ端から勾配のきつい石畳が延々と続きます。今回は絶対に撮影の失敗が出来ない事もあり、Nikonのフルサイズ一眼と重たいレンズ3本と三脚を携行しているので登る時は結構しんどいものがあります。重たいカメラとレンズで登山をして風景を撮られる方を尊敬した次第です。次回の登山と俯瞰撮影は軽いミラーレス一眼のシステムに変更しようかと本気で考えています。

きつい石畳の階段を登り切り未舗装の砂利道が現れて左に曲がり撮影ポイントまでの半分の行程を終わったことになります。砂利道に入ってからは少々のアップダウンはあるものの熊野古道のきつい石畳の階段に比べれば格段に楽です。

それでも中々俯瞰撮影ポイントが現れません。ひょっとしたら道を間違えてしまったのでは無いかと疑念を抱きながら前へと進みます。木々に遮られてはいるものの海がチラッと見えているので撮影ポイントが近付いて来たのは何となくわかりました。

砂利道を歩くこと20分程で憧れの俯瞰撮影ポイントに無事に到着。思わぬ絶景に息を飲むのと同時に心の中で万歳三唱したのは言うまでもありません(笑)

ネットでは90分かかるとか2時間コースなんて書いておりましたが、健脚の方でしたら1時間を切るくらいで到達出来ると思いますし筆者も1時間かからずに到着しました。撮影ポイントに到着して早速チェックをしますが手前の木が伸びてはいるものの撮影が可能なのが分かって先ずは一安心。

構図を作り先ずは普通列車を撮ります。

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2020.2.13  紀勢本線  相賀-尾鷲三重県尾鷲市

あと7.8年早く貨物列車を撮りに来れば良かったと後悔しきりです。それでもこの絶景を独り占め出来て幸せ者です(笑)

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40分後に午前中のメインである「ワイドビュー南紀」がやって来ました。

どちらかというと編成が長い方が絵になると思います。

どうしても平日だと普通列車が2両で特急が4両なので増結が期待出来る多客期が狙い目では無いかと思った次第です。

それは置いといて、わざわざ登った甲斐があり楽しかった撮影でした。登り切った時は俯瞰撮影なんて二度としたくないなんて思うけど、時間が経つと何故かちょっとした山登りをしたくなります。やっぱり絶景を撮りたい気持ちが強いのでしょうね。

この絶景を目に焼きてけて撮影ポイントを後にして下山して車を置いてある「道の駅海山」に無事に到着。

この後はある場所に行ってお手軽な俯瞰撮影をしております。