Railwayに想いをこめて

ファインダーから始まる一期一会の物語

桜咲くほのかな香り

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2020.4.2  御殿場線  山北ー谷峨(神奈川県足柄上郡山北町

中央本線勝沼ぶどう郷近辺での撮影を終えて、中央道に入り須走インターで降りて下道を経由して神奈川県山北町にある御殿場線の桜と鉄道が撮れるポイントに到着。

平日と言うのもありますがコロナウイルスの影響か例年に比べると花見客はだいぶ疎らです。今回は二年ぶりの訪問ですがやはり寂しさは感じてしまいます。

一番撮りたかった桜をボリューム感を強調出来るポイントにカメラをセッティングして先ずは構図のチェックを兼ねて国府津行きの普通列車を後追いでワンカット収めて御殿場行きのロマンスカー「ふじさん」を迎えます。

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最初のショットは線路に影があって一番シャッターを押したいポイントがずれてしまい少し不満の残る一枚となりましたが、ロマンスカーが通過する頃には線路にほぼ日が当たっていたので理想の位置にシャッターを切る事が出来たので先ずは一安心ですし御殿場線でのミッションが終わった感じです。

唯一不満があるとしたら桜のピークが終わり散り始めたことでしょうか。2日前に来れば桜の絢爛っぷりをお届けすることが出来たのでは無いかと思います。

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次の国府津行きの普通列車まで30分くらいあったので、ロケハンしながら逆光で桜を美しく撮影出来るポイントを探します。

山北駅から500メートル程は跨線橋が4本あり、どの橋からでも列車と桜を撮るのは可能ですがここでは桜の適度なボリューム感と逆光を活かしたちょっぴりファンタジーっぽい一枚を撮ります。

ファインダーを覗くと跨線橋の向こうには電線や鉄塔が存在して左側には住宅が入ってしまいます。ここでは焦点距離を85ミリに固定して障害のあるものは極力カットして列車を左下に配置して日の丸構図にしないように作っていきます。

晴れたり曇ったりの天気に泣かされるのかと思いましたが何とか太陽が雲に隠れる事無く無事に撮る事が出来てホッとしたのは言うまでもありません。

最初に撮った時のrawデータがだいぶ暗かったのでLightroomで露出やコントラストを下げて、尚且つシャドーを目一杯上げて色味を少し調整してイメージ通りに仕上げました。jpegの撮って出しでは表現するのは難しかったと思います。撮って出しでそのままブログやSNSにアップする写真が多いと思いますが何か勿体ないと思いますが面倒くさがらずにパソコンやスマートフォンでじっくり理想の一枚にするのも良いのではと考えています。

 

今後について

コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が行われてからは撮影を中止しております。自転車や徒歩で鉄道撮影をするのは可能ではありますが東京都内ではどうしても何らかの形で人と接触する事はありますし、ウイルスが移ったら治療以外で会社からは色々と詰められるので何かあった時に示しがつかないとの判断に至っています。

5月6日に緊急事態宣言は解除するとは思えないですし、人工的に作られた厄介なウイルスです。ワクチンが実用化されるのは1年はかかると思うので終息は来年の春まで待たないといけないのではと筆者は考えています。

緊急事態宣言が発令してからも撮影を続けている方もおりますが一度冷静になって今後の事を考えて良いのではないかと思います。

この後は桜&鉄道写真と3月に撮影した写真をアップして5月の中旬からは2011年から撮影した写真を少しずつアップすることを考えています。