Railwayに想いをこめて

ファインダーから始まる一期一会の物語

名峰への憧れVol.6

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2020.3.25  高山本線  西富山ー婦中鵜坂富山県富山市

いよいよ真打ちの登場です。

一生に一度は撮りたかった難攻不落の剱岳・・・。

立山連峰をバックに貨物列車を撮り終えて直ぐに高山本線婦中鵜坂駅から程近い撮影ポイントに移動します。

去年秋の秋田紅葉撮影を終えた後に2020年は何を撮ろうか色々考えたら、剱岳をバックに疾走する列車がカッコ良かったので冬の間に絶対撮りたいと構想を練ります。

富士山とは違い剱岳のある富山県日本海側にあり、特に冬は晴天率が低く撮影は間違いなく難しいものとなるのは間違いありませんでした。

今回はウェザーニュースや雲の動きを予測する「GPV気象予報」をフル活用して撮影に挑みました。

前日の3月24日に仕事を終えて富山県の気象情報をチェックすると日の出から日没まで雲一つ無い事が分かったのです。

もしかしたら一生に一度撮れるかどうかの撮影なので撮影の前日は本当にワクワクしましたし夜も中々寝付けませんでした。

婦中鵜坂の撮影ポイントには40分程で到着してロケハンをすると既に先客が数人カメラを構えておりました。

快晴の剱岳を撮りたかったのでしょうね。

先ずはキハ120二連の普通列車で車両の大きさや剱岳とのバランスをチェックして本番である「ワイドビューひだ」や貨物列車を撮ります。

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一瞬にして永遠。

列車が通過したら過去のスタート、未来に残したい極上の日本の鉄道風景です。

富士山の優美さと優雅さや上品な雰囲気とは違いゴツゴツした剱岳の姿はまるで他の者を寄せ付けないまさに男の山です。これは現地に行った者だけが味わえる素晴らしき景色です。

名峰をバックに幾多の鉄道風景を収めてきた筆者もこの景色はやはり特別です。

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地元の方と30分程お話をしましたが、今年の冬は超のつく暖冬で立山連峰の雪は例年より少なかったそうです。次回チャンスがあれば雪がいっぱい降り積もった剱岳是非撮りたいですね。

高山本線の富山ー猪谷間は撮影ポイントが点在している様なので、季節を問わず訪れたい気持ちでいっぱいです。

素晴らしき大絶景に出逢えた富山県高山本線に想いを寄せて。