Railwayに想いをこめて

ファインダーから始まる一期一会の物語

静寂

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2020.7.12  根室本線  金山ー東鹿越(北海道空知郡南富良野町

美瑛の丘で撮影(その時の写真は後日アップします)した後はかなやま湖に移動します。

今回は初めてかなやま湖での撮影を選択した理由は東鹿越〜新得間が災害で運休が続いて再開の見込みがほぼ無い事。JR北海道の経営は以前から厳しく廃線候補の筆頭に挙げられています。

後2、3年は大丈夫だろう考えておりましたが、コロナの影響で経営が悪化しているので前倒しで廃止するのでは無いかと思い、今のうちに撮ろうと思った次第です。今回逃すと次は無いと思ったので、天候の事はあまり考えず記憶に刻む事にしました。

国道をひたすら南下します。車を運転するとラジオを聴きたくなったのでHBCラジオにチャンネルを合わせると、北海道日本ハムファイターズ戦の中継が流れていたのでBGM代わりに聴きながらドライブをしますが、兎に角北海道の風景は本当に素晴らしいの一言です。

しかし北海道の道路は単調なので如何しても眠くなってしまいます。少し眠くなって来たので駐車帯に車を停め一旦外に出て一服して気分転換。南富良野町に入り道の駅でおにぎりや温かい食べ物をテイクアウトして、再び車を走らせるとかなやま湖が見えて俄然テンションが上がってきて撮影モードに入ります。

車を降りて湖畔を中心にロケハンして幾つか構図を作りますが、曇っている事もあり空は極力入れず緑の中を駆け抜けるワンシーンを撮ります。

列車の音が聴こえるものの中々列車が現れてくれません。

列車が鉄橋に差し掛かった瞬間にシャッターを切ります。キハ40系一両がすっぽり収まりバックにある木も何か生き生きした表情を魅せてくれます。
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次の写真はスローシャッターに設定し、列車をぶらして動感のある一枚を切り取ります。

1/30秒でシャッターを切りましたが1/10秒でも良かったのかなーと思いましたし、極端な話1/3で切っても良かったのでは無いかと思ったくらいです。画像を拡大して見ないと列車がぶれたか良く判らない写真になってしまいました。それでも森に包まれた静寂な雰囲気になったのではないかと思います。

朝の時間に霧が有れば理想では無いかと思いますし、秋の紅葉も撮りたくなりますね。きっと撮った暁には凄い写真になるのでは無いかと想像してしまいます。