Railwayに想いをこめて

ファインダーから始まる一期一会の物語

ロマンスカーの夏・日本の夏

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2020.8.16  小田急線  開成ー栢山(神奈川県小田原市

撮影した8月16の日曜日は朝から強い日差しで開成駅から撮影ポイントに向かっている途中から汗だくになります。

そんな中稲の成長とロマンスカーを撮りに行きました。日曜日を選んだ理由は光線状態が一番美味しい9時から10時頃に箱根湯本行きと新宿行きのVSEGSEが通過するのです。平日だと10時頃に通過する箱根湯本行きのVSEGSEが無いのと雲の表情が出始める時間と言うのもあって土日を選んでいます。

先ずは入道雲になっているところを後追いではありますがロマンスカーVSEをワンカット。

この角度が理想的にカッコ良く表現出来ると考えている筆者にとって最高で夏の風景のご馳走です。

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普段は小田原ー箱根湯本間を中心に運用している1000形の箱根登山鉄道カラーですが、箱根登山鉄道復旧を記念して8月いっぱいまで小田急線内を運行しています。ただ編成写真で撮ろうと思うと光線状態があまり良く無いので正直言って絵にならないと思ったのです。夏らしい雲と田んぼと一緒に撮る事しか考えられなかったので、今回の出会いはラッキーでしたし二度と出会う事の無い一枚にすることが出来て良かったです

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ロマンスカーGSEが通過した11時前には残念ながら入道雲が崩れてしまいましたが、画面越しに伝わるこの暑さにどんどん変化していく雲の表情も中々なものではないでしょうか。

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開成2号踏切に場所を移してラスト1時間の攻防です。

普段はロマンスカーEXEにフューチャーすることはあまりありません。EXEαとしてリニューアルがどんどん進み、オリジナルのカラーとして残っているのは二編成のみです。恐らく今年で夏の風景とはラストだと思うので貴重な一枚になりそうです。このオリジナルのEXEは写真を撮る時に色を引き出すのが難しくて現像処理が難しい被写体ですが、やっと理想的な色に表現する事が出来ましたが色を濃過ぎても薄過ぎても駄目なので程々に調整するのが良いと思います。

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毎年8月の中旬に欠かさず田んぼとロマンスカーVSEを撮りに来ていますがこの組み合わせは最高です。今年は大山から解き放たれる雲は入道雲ではないもののやっぱり絵になる鉄道風景です。

ホームドアの設置に伴いVSEが引退するのではないかと噂されているのでこれからも記録と記憶を残して行こうと考えている次第です。