Railwayに想いをこめて

ファインダーから始まる一期一会の物語

名峰への憧れVol.7

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2013.5.9 羽越本線 遊佐-吹浦(山形県鮑海郡遊佐町

2013年5月に山形県の庄内遠征したお話でも。

初日はドン曇りでシャッターはあまり切らずロケハンのみに費やして2日目の撮影地の選定を行いますが、ゴールデンウィーク直後と言うのもあり水入りしている田んぼが少ないうえに鳥海山は殆ど見えず2日目はぶっつけ本番の撮影になります。

2日目は朝から快晴で初日は見えなかった鳥海山もハッキリと拝む事が出来て絶好の撮影日和です。

遊佐町にある高瀬小学校の近くに車を止めて貨物列車や特急「いなほ」を待ちますが、風が強く吹いて中々水鏡にならずに時間が過ぎてしまいます。

午前10時を過ぎて風が段々と収まり田んぼの水鏡も鳥海山が写り10時30分頃に踏切の音が鳴って貨物列車が通過します。

空に雲が少し有れば良かったのですが、それでも気持ちの良い春らしい空気感と凪が少しあるものの水入りした田んぼを見ると気分も違うものです。

 

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2013.5.9 羽越本線 本楯ー南鳥海(山形県酒田市

午後は鳥海山の迫力を写そうと本楯駅近くの田んぼのある撮影ポイントに移動して485系「いなほ」や貨物列車を撮ります。

ゴールデンウィークの時は国鉄特急色485系が運用に入って賑やかだったそうですが、撮影した当日は新潟色のみの運用と言うのもあり数人いただけで静かな時間を過ごしたのを思い出します。

2013年の9月からE653系による運用が始まる事が発表されていたので庄内エリアで最初で最後の485系の撮影と言うことになりました。

E653系常磐線の特急「フレッシュひたち」で運用していましたが、E657系に統一されるのに伴い玉突きで新潟車両センターに転属し老朽化した485系を置き換える事が発表していたので、運用を離脱する前に撮って良かったと思います。
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最後はEF81牽引の貨物列車でも。

撮影した当日は本来はEF510牽引の運用でしたがEF81が代走の運用に入ってラッキーでした。日本海縦貫線のEF81牽引の運用が2013年度で終了してだいぶ経ちますが、今考えると鳥海山との組み合わせは最高の被写体であったのを実感しますね。

あれから7年が経ちますがもう一回庄内エリアに行きたいですしあの風景は忘れる事が出来ません。車両はだいぶ変わったけどまた撮りに行きたい鉄道風景です。