Railwayに想いをこめて

ファインダーから始まる一期一会の物語

夏の終焉

9月のとある日の朝起きたら晴れだった。

前日の晩に朝5時に出発して7時くらいに撮影をしようと考えたが、9月に入って仕事の激務続きで身体がだいぶ疲れていたのもあってパスして9時くらいに起きて身支度を整えカメラの準備をして10時に自宅を出発。

 

井の頭線小田急線を乗り継ぎ最初のポイントである伊勢原駅近くの愛甲石田13号踏切へ向かいます。

本厚木を過ぎて田んぼがいよいよ見えて来たが稲刈りをしているところとしていないところがあったが撮影ポイントの田んぼは稲刈りが行われておらず先ずはホッとしたのは言うまでもありません。

 

伊勢原駅に着いて線路沿いを歩いて15分程で撮影ポイントに到着して早速稲穂のチェックをすると結構色付いておりいつでも稲刈りが出来る状態でした。

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2019.9.19 小田急愛甲石田伊勢原(神奈川県伊勢原市

これぞ田園風景って言う訳ではありませんが小ざっぱりした感じの田んぼですが結構気に入っています。

このポイントに来るのは実は2回目ですがポツポツある雲と赤と白の鉄塔がアクセントになって絵になる一枚になっているのではないでしょうか。

風景写真を撮るとどうしても鉄塔が嫌いな方もいっぱいいらっしゃると思いますが工夫次第ではと言う感じでしょうか。

 

最初の撮影を終えて伊勢原駅に戻り駅の中にある「箱そば」でお蕎麦をいただき午後の撮影は開成にある田んぼの撮影ポイントに移動します。

開成駅に着いて田んぼを覗くと稲刈りがすでに終わっているところもあれば、稲刈り真っ只中でコンバインが稲刈りをしている音と頻繁に軽トラのエンジン音が聞こえてきた。

田植えを終えてずっと静かな日々が続いたが9月に入り初秋の時季のを迎えると同時に稲刈りが始まった。

撮影ポイントの方は稲刈りがされていなかったのですが1日か2日遅れていたら撮影は出来なかったかもしれません。

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2019.9.19 小田急線 開成〜栢山(神奈川県小田原市

3枚同時にアップしましたが8月は猛暑続きで入道雲を見ることが結構ありましたが9月に入り雲の表情は夏の雲ではなく確実に秋に近づいている雲になっております。

去年は秋雨がずっと続き撮れませんでしたが、今年は稲穂とロマンスカーを撮ることが出来て先ずはホッとしておりますしやっぱり絵になりますね(笑)

 

栢山にある撮影ポイントに移動中に藁ぼっちがあったのでスローシャッターでパチリ。

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藁を前に置いてロマンスカーをスローシャッターとモノクロで捉えたのは良いのですがもう少し考えて構図を作れば良かったと思います。

藁ぼっちを見ると夏が終わりを告げた瞬間なのを実感します。

 

栢山の田んぼの撮影ポイントに到着しますが殆どの田んぼが稲刈りが終わっており予定していたプランが出来なくなってしまったので、どうしようかと思い改めてロケハンすると田んぼの面積は小さいが稲穂が残っていたので稲刈り前の最後の撮影をします。

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2019.9.19 小田急線 栢山〜富水(神奈川県小田原市

夕方の時間というのもありますが夏空のようなギラギラ感が無くなり空の表情は穏やかになっており季節が進んでいるのを実感します。

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雲の表情が良かったので最後は縦構図で撮りました。

太陽が薄い雲に隠れて残念な写真になりましたが夏から秋に季節が切り替わったのを見届けて撮影を終えた。

5月のゴールデンウィークから9月まで鉄道と田んぼの撮影を続けてきたがいよいよ終焉の時を迎えたがホッとした次第です。

梅雨前の水不足から始まり梅雨時の長雨や台風に耐えて無事に稲刈りの頃まで見届ける事が出来て良かったと思いますし、自分の中では一区切りついた感じだ。