Railwayに想いをこめて

ファインダーから始まる一期一会の物語

名峰への憧れVol.5

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2020.3.25  あいの風とやま鉄道(北陸本線) 東富山ー水橋富山県富山市

雨晴海岸での撮影を終えて国道8号富山市内に向かい、常願寺川近くの撮影ポイントである野田踏切に移動します。50分ほどで到着して神社の裏手に移動し先客である撮影者に挨拶してそこから構図を作りますが、以前から撮りたかった雲一つない順光の立山連峰に大興奮です。

PLフィルターで空の色やカメラでコントラストを調整して列車が通過するのを待ちます。

泊発富山行きの普通列車を先ずはワンカット。6年前に行った時は立山連峰は撮れたものの雲が垂れ込めていたので消化不良に終わって残念な結果に終わりましたが、今回は漸く念願が叶った形です。

普通列車が通過すると続行で10分後に貨物列車が来ます。貨物ちゃんねるで運用を調べるとEF510の501号機とのことで、「北斗星」や「カシオペア」を撮った際にお世話になった機関車です。

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久しぶりの再会に喜びもひとしおです。

しかし、日本海縦貫線の過酷な運用についているせいか何かくたびれた印象がありますね。田端運転所に居た頃はピカピカの機関車の印象が強かったので、今のギャップに驚きを隠せません。富山機関区に移籍してからは寝台列車を牽引した象徴である星のマークも無くなったのはやはり寂しいですね。

とは言え貨物列車と立山連峰の組み合わせはやっぱり最高ですね。

風景を絡めた貨物列車が大好きな筆者にとって最高の一枚を撮る事が出来て喜びもひとしおですし雲一つない立山連峰に感謝の気持ちでいっぱいです。

名峰への憧れVol.4

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2020.3.25  氷見線  越中国分-雨晴富山県高岡市

3月25日は丁度仕事がお休みで、富山県の天気予報や雲の動きを見たら朝から夕方まで殆ど雲がない予報でしたので、東京から北陸新幹線に乗車し富山で日帰り撮影をして参りました。

富山駅近くのレンタカー屋さんで車をピックアップして、国道8号を高岡方面に向かいます。快晴のお陰か北アルプスの山々が雲一つ無く、早く撮影したい気持ちに駆られます。

富山駅から50分ほどで「道の駅雨晴海岸」に到着します。列車が来る時間が近かったので二階の展望デッキから氷見行きの普通列車をワンカット。

まだ逆光のせいか立山連峰は少しぼやけ気味ですが存在感は抜群ですし、タラコ色のキハ40系との組み合わせは最強です。

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今度は定番撮影ポイントで海と女岩と能登半島の景色をワンカット収めます。青々とした静かな海に筆者も癒されます。今回は寧ろラッピングされたキハ40系ではなくタラコ色の車両で良かったのでは無いでしょうか。

能登半島から少し雲があるのですが、これが立山連峰に雲が流れてしまい午後の撮影に影響が出るのではないかと心配です。

 

雨晴海岸に到着してから2時間近く経ち、光線状態が良くなってきたのでもう少しロケハンすると、伏木万葉ふ頭や新湊の港湾風景が見えています。海を大きめに入れるか、港湾をもう少し広く撮るか試行錯誤します。立山連峰と列車を絡めて望遠レンズで富山らしい鉄道風景を切り撮ります。

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結局2パターンを撮りました。1枚目は圧縮して立山連峰を強調しています。

2枚目は如何しても新湊大橋を絡めたかったので望遠レンズを引いて撮っています。赤と白のクレーンをアクセントに入れて港湾感の雰囲気満載です。後日Googleマップ新湊大橋の周りを調べると万葉線の撮影ポイントが点在するみたいなので、乗り鉄しながら電車を撮りたいですし肴のつまみになりそうです。

一日中撮りたい気持ちですが、いかんせん日帰りの撮影です。後ろ髪を引かれる想いで氷見線の雨晴海岸での撮影を終えて富山市内に戻り午後の撮影に入ります。

 

来年も桜に会えるかな

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2020.4 青梅線  御嶽-川井(東京都青梅市

コロナウイルスが終息して、無事に来年も桜に出会えるのか、正直言って今のコロナウイルスが怖くて仕方がありません。

電車に乗らずに自転車や徒歩での鉄道撮影はやろうと思えば可能です。筆者も近場の撮影ポイントの光線状態やロケーションを熟知していますが、仮に写真を撮っても中途半端感が否めないのでここは自重してコロナウイルスの終息を待つのが賢明ではないかと考えています。

在宅勤務とは無縁の仕事なので外出はせざるを得ないですし勿論電車やバスに乗って通勤しています。どうしても感染のリスクが高く何時発症してもおかしくない状況ですので死とは本当に隣合わせでもあり紙一重です。

日本ハム阪神で活躍した片岡篤史さんの話を聞いていると良く無事に帰って来たのかなぁと思います。何か戦地から無事に帰還した気持ちで見ているのは筆者だけでしょうか?

緊張事態宣言が発令されてもブログやSNS等を拝見すると鉄道撮影を続けている方がいらっしゃいます。厳密に言うと三密ではありませんが、もし感染して家族や会社の同僚にウイルスが移ったらどう責任取ろうと考えているのか・・・。

今はパチンコ屋の休業や県外からの来場者が問題になっておりますが、その問題も落ち着きひょっとしたら撮り鉄SNS等で標的にされる可能性がありますし、ニュースなどでトラブルが取り上げられたらとてもでは無いが目も当てられません。

自粛と言う意味を重く受け止めて鉄道撮影は控えて貰いたいのが筆者の本音です。

 

今はこれまで撮影した写真の再現像をしてブログにアップする準備をしています。今迄撮ってきた写真を振り返ると如何にいい加減に撮影して現像処理も中途半端だったかがよく分かります。

今年の3月に撮影した写真をアップしたら、過去に撮った写真を順次アップする予定です。

桜咲くほのかな香り

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2020.4.2  御殿場線  山北ー谷峨(神奈川県足柄上郡山北町

中央本線勝沼ぶどう郷近辺での撮影を終えて、中央道に入り須走インターで降りて下道を経由して神奈川県山北町にある御殿場線の桜と鉄道が撮れるポイントに到着。

平日と言うのもありますがコロナウイルスの影響か例年に比べると花見客はだいぶ疎らです。今回は二年ぶりの訪問ですがやはり寂しさは感じてしまいます。

一番撮りたかった桜をボリューム感を強調出来るポイントにカメラをセッティングして先ずは構図のチェックを兼ねて国府津行きの普通列車を後追いでワンカット収めて御殿場行きのロマンスカー「ふじさん」を迎えます。

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最初のショットは線路に影があって一番シャッターを押したいポイントがずれてしまい少し不満の残る一枚となりましたが、ロマンスカーが通過する頃には線路にほぼ日が当たっていたので理想の位置にシャッターを切る事が出来たので先ずは一安心ですし御殿場線でのミッションが終わった感じです。

唯一不満があるとしたら桜のピークが終わり散り始めたことでしょうか。2日前に来れば桜の絢爛っぷりをお届けすることが出来たのでは無いかと思います。

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次の国府津行きの普通列車まで30分くらいあったので、ロケハンしながら逆光で桜を美しく撮影出来るポイントを探します。

山北駅から500メートル程は跨線橋が4本あり、どの橋からでも列車と桜を撮るのは可能ですがここでは桜の適度なボリューム感と逆光を活かしたちょっぴりファンタジーっぽい一枚を撮ります。

ファインダーを覗くと跨線橋の向こうには電線や鉄塔が存在して左側には住宅が入ってしまいます。ここでは焦点距離を85ミリに固定して障害のあるものは極力カットして列車を左下に配置して日の丸構図にしないように作っていきます。

晴れたり曇ったりの天気に泣かされるのかと思いましたが何とか太陽が雲に隠れる事無く無事に撮る事が出来てホッとしたのは言うまでもありません。

最初に撮った時のrawデータがだいぶ暗かったのでLightroomで露出やコントラストを下げて、尚且つシャドーを目一杯上げて色味を少し調整してイメージ通りに仕上げました。jpegの撮って出しでは表現するのは難しかったと思います。撮って出しでそのままブログやSNSにアップする写真が多いと思いますが何か勿体ないと思いますが面倒くさがらずにパソコンやスマートフォンでじっくり理想の一枚にするのも良いのではと考えています。

 

今後について

コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が行われてからは撮影を中止しております。自転車や徒歩で鉄道撮影をするのは可能ではありますが東京都内ではどうしても何らかの形で人と接触する事はありますし、ウイルスが移ったら治療以外で会社からは色々と詰められるので何かあった時に示しがつかないとの判断に至っています。

5月6日に緊急事態宣言は解除するとは思えないですし、人工的に作られた厄介なウイルスです。ワクチンが実用化されるのは1年はかかると思うので終息は来年の春まで待たないといけないのではと筆者は考えています。

緊急事態宣言が発令してからも撮影を続けている方もおりますが一度冷静になって今後の事を考えて良いのではないかと思います。

この後は桜&鉄道写真と3月に撮影した写真をアップして5月の中旬からは2011年から撮影した写真を少しずつアップすることを考えています。

 

桜花絢爛

今年も山梨県勝沼で甚六桜を撮ってまいりました。桜の季節になると甚六桜が何時満開になるか仕事に手が付けられないくらい筆者は気になります(笑)

桜の季節の勝沼通いが始まったきっかけは115系の横須賀色(通称スカ色)と甚六桜の組み合わせを見た写真に惚れ込んだのと、桜の枝振りにカッコ良さを感じたのです。

後日アップしますが、実際に撮ると東京出身では無い自分でも何か懐かしさが込み上げて来ますし第二の故郷に帰って来たような感覚です。

去年は満開一歩手前で桜の木の天辺が開花しておらず少々不満があったもので、次の年は満開の桜を撮りたいと心に誓ったものです。

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2020.4.2  中央本線  藤野ー上野原(山梨県上野原市

今年も休みと甚六桜の満開と晴れの天気が重なり早朝に出発して中央道に入り一旦上野原インターに降りて、相模川の支流である桂川と満開の桜と貨物列車をワンカット収めて直ぐに高速に乗り貨物列車を追いかけます。

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2020.4.2  中央本線  勝沼ぶどう郷ー塩山(山梨県甲州市

笹子トンネルを通過して坂を下りながら勝沼インターを降りて勝沼ぶどう郷駅前を通過して撮影ポイントに無事に到着。カメラをセッティングして構図を練ったり場所を変えたりと試行錯誤をします。勝沼の桜を撮るコツは桜を大きく入れて列車を小さくする事で写真映えする一枚が撮れると思います。今回は南アルプスの山々には雲がかかりちょっと不満はありますが晴れベースの天気がせめてもの救いでしょうか。それでもこの桜の枝振りは変わらず自己主張の強さがあるから毎年行きたくなるのだと思います。

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今度はポジションを変えて桃の木が植えられている農道から撮影をします。今度は標準ズームレンズにチェンジして「あずさ」をワンカット収めて直ぐにモニターを確認して二重丸が付く納得のショットです。車両はE257系・E351系からE353系に統一して2年程経ちすっかり中央本線の顔になった感があります。やっぱりE353系と桜の組み合わせは抜群ですしこれからはずっとお付き合いしていく事になるでしょう。

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今度は広角にして少し違った甚六桜を撮ります。雲が少しずつ増えて来て太陽が雲にかかるようになり晴れたり曇ったりと気まぐれな天気に翻弄されます。「あずさ」をワンカット収めますが残念ながら曇ってしまい暗い写真になってしまったのでLightroomで露出やコントラストを上げてシャドーで更に暗い部分を明るくして調整しています。

先程とは違う甚六桜の印象だと思います。何気に派手な桜花絢爛の雰囲気がありますし文句一つ無い満開の桜に筆者は勿論納得です。

 

 

 

ポカポカ陽気の休日

今回は東武野田線で撮った春満開の写真です。ネットで調べると菜の花が見頃になりいよいよ春本番を迎えたのを撮りたいのと東武野田線沿線の桜の開花状況のチェックも兼ねて出掛けました。

 

中央線・湘南新宿ラインを乗り継ぎ大宮駅で東武野田線に乗り換えます。大宮公園を過ぎて車窓から桜の開花状況を見るとこれからの桜も有れば満開に近い桜もあります。撮ると面白そうなポイントも何ヶ所かあったけど、時間の関係もあり桜の撮影は来年の楽しみにしたい。

南桜井駅で降りて江戸川の土手にある菜の花が咲いているポイントに向かいます。線路沿いを歩き住宅街を抜けると満開の菜の花が迎えてくれました。

到着した時は撮影者は誰もおらず構図は選び放題で菜の花を荒さない様に注意しながら撮影をします。

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2020.3.22  東武野田線 南桜井ー川間(埼玉県春日部市

菜の花に包まれて行く野田線の電車。ポカポカ感が満載で春本番を迎えワクワク気分です。

菜の花を見ると春の本格化を実感しますし冬の間は心が凍りついた気持ちになりますが、河津桜や菜の花を見ると心が解放されたような気分になります。色々な考え方や価値観もありますが自分の中では冬を乗り切った気持ちでいっぱいです。

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今回一番撮りたかった野田線の古参の車両です。ステンレスではなくホワイトにブルーのラインが入っている鋼製の車両はとても絵になりますし花と鋼製の組み合わせは最高のご馳走であり贅沢な被写体ではないかと思いますし鋼製の車両は名峰バックに撮るのも贅沢ですね。

 

江戸川の土手での菜の花と電車の撮影を終えて20分程歩いて南桜井駅に戻り電車に乗って藤の牛島駅に移動して桜と電車を撮ります。

藤の牛島駅から徒歩10分程で牛島古川公園に到着します。

車中ロケハンでは満開だったり開花はこれからだったりとバラツキがあったりしたのですが、構図を試行錯誤しながら写真を作って行きます。

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2020.3.22  東武野田線  春日部ー藤の牛島(埼玉県春日部市

満開手前の桜を野田線の電車が駆け抜けて行きます。写真自体はまだまだ感があるので移動しながら撮って行きます。

牛島古川公園の隣にある藤塚三本木公園に移動して満開の桜をボカして古利根川を渡る電車を撮ります。

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写真は先程の写真よりは良くなってきたのですが、桜のふんわり感があり程良く仕上がっているのですが今度は二枚共空の配分が多いので、もう少し歩いて構図を練りますが大宮方面の電車が突然来るので気が抜けません。

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満開となった一部の桜をぼかしてポカポカ気分のある一枚になったのではないでしょうか。き桜が満開になった時のボリュームが半端ないですし河津桜とは違い淡い色合いが素敵ですね。気分はすっかり乙女心です(笑)

無駄な物を極力無くして構図を整理した結果、電車は小さくなったもののバックにある住宅やグラウンドの照明灯も目立たなくなっています。

 

少々フライング気味ではありましたがソメイヨシノと電車の撮影は東武野田線からスタートしましたが、中々楽しい撮影で春の休日を過ごすことが出来て良かったのですが、コロナウィルスの影響で人では疎ら気味ですし桜の木の下でお酒を呑んでいる方が殆どおらず自粛ムードになっているのを実感しました。

コロナウィルスが終息するのに1年近くかかるのではないかと筆者は考えているので、本当に戦いですしこれからは言い方は大袈裟かもしれませんが本当のサバイバル戦がスタートしたのだと考えています。感染防止に注意を払っておりますが何時発症するか本当に分からないので常に気を使う毎日です。

 

 

 

雨のある宴

3日目の朝を迎えました。

いよいよ泣いても笑っても最終日です。

和歌山県新宮市内のホテルに宿泊して、朝練は三重県和歌山県の県境にある熊野川の橋梁からスタートします。

宿泊した時の朝練は車で20〜30分くらい走らせる事が多いのですが、今回は徒歩10分で撮影ポイントに行けるから気が楽です。

今回は条件が厳しい事になりまして・・・

紀勢本線熊野川の橋梁は大半がトラス橋で冬の時期の日の出はとても絵になるのですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。

と言うのも2日目の撮影を終えて新宮市のホテルに移動中に熊野川の橋梁を渡った際に橋を見ると川の真ん中で何台か重機が鎮座していたので、トラス橋を絡めた撮影は不可能になったのでここは断念して紀宝町にある北越製紙紀州工場を背景にして列車を撮ります。

朝6時過ぎに撮影ポイントに到着して早い段階で構図を決めて、日の出前なので露出の調整に時間をかけます。

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2020.2.14  紀勢本線  鵜殿-新宮(三重県南牟婁郡紀宝町

撮影した当日は朝9時過ぎに雨の予報でした。

まだ空が暗かったのでスローシャッターで列車をぶらしてテールライトをアクセントにしております。

晴れていれば工場をシルエットにしているとは思いますが、ドン曇りになっている以上仕方がないと思いますが、工場のオレンジ色の灯りが煌々と光り煙突からは煙がもくもくと上がっていてザ・工場感があって良いですし24 時間フル稼働しているのが分かりますね。

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朝8時前に撮影した普通列車です。

だいぶ明るくなっていたので今度は列車をぶらさずに撮っております。ディーゼルサウンドを響かせながら熊野川橋梁を渡っていくキハ25。

313系電車をベースに設計されたキハ25ですがJR東海エリアに入ると避けては通れない車両です。御殿場線で撮っても紀勢本線で撮っても外観が一緒なので如何しても金太郎飴みたいな感じで正直なところあまり好きではありません。

地域に合わせた車両造りが必要なのを実感しますがJR東海にそう言う考えは無いのかなーって言う感じがします。

 

新宮市内を後にして再び三重県に入り国道を北上しますが、9時過ぎに雨が本降りになってしまいます。かと言って撮影中止と言う訳にはいかないのですが、何かしっとりした鉄道写真が撮れるのではとポジティブに考えます。

実は2日目のロケハン中に「道の駅海山」の近くから河津桜と列車が絡める事が出来るポイントを見つけて最終日に撮ろうと思いたったのですが、いかんせん初めての撮影ポイントなのでぶっつけ本番の撮影となります。

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2020.2.14  紀勢本線  相賀ー尾鷲(三重県尾鷲市

構図を探っているうちに踏み切りの音が鳴り急いで撮った一枚ですが正直なところちょっと列車が大きいのとバックにある住宅の処理に課題があったので「ワイドビュー南紀」の通過まで1時間あるので解決を試みようと、右に行ったり左に行ったりと構図を練ります。

最終的には少しローアングル気味にして自分なりに構図を見つけてベストとは言えませんが列車が通過するのを待ちます。

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住宅や電柱が少し残っているもののだいぶスッキリした印象になったのでは無いかと思います。

山里に咲く雨に濡れた早咲きの河津桜が演出して、しっとりとした春の情景を写し出しているのではないかと思います。晴れていたら完全な逆光ですし明暗差があったと思うので、逆に雨が降って良かったと思うくらいです。

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2020.2.14  紀勢本線  阿曽ー伊勢柏崎(三重県度合郡大紀町

最後は定番撮影地であります通称「イセカシ」で撮ってまいりました。雨が殆ど止んでいますが霧が少し残っていたので「ワイドビュー南紀」をパチリ!

最後の写真は編成写真で締めました。絶景撮影をしたのは良かったのですが、列車が小さく撮り続けた反動か無性に編成写真を撮りたくて仕方がありませんでした。

旅行先で地の物を食べて来たのは良かったが最後は飽きてしまい、蕎麦かカツカレーを頂くような感じでしょうか(笑)

次回遠征した際は田植えの時や稲刈り前に訪問して撮りたいものです。

今回の遠征で河津桜の出会いがあったのは最大のサプライズであったのは間違いないと思いますし、東京を離れて何かホッと出来る風景に出会えた事に感謝をしなくてはいけないと思った次第です。